小原工業について

創業から70年以上。
経営し続けているのは信頼の証です。

最初は個人会社からのスタート
創業時における日本の状況

小原正次郎が開業した1946年当時、義肢装具は現在のように確立された形態をなしていない時代で、東京では本郷の鈴木祐一、関西では奥村義松など、全国でも数少ない職人肌の義肢製作者たちが旧日本軍の戦傷者たちのためにアルミの板を叩いて伸ばし皮を張って、職人芸で義足を作っていました。小原工業はその義肢製作所に必要な部材を、自社製造品も含めて供給していました。当初は恩賜の義足を入れる木箱も調達していました。
1946年、新宿の国立第一病院の横に国立身体障碍者センターが開設され、その中に義肢課も設けられました。義肢課長の飯田卯之吉氏は義肢装具の開発と製作技術の研究を重ね、小原工業はそれに関わる機械工具類や樹脂用オーブンの製作を協力して樹脂製材料を用いて義肢のソケットを製作する方式を確立しました。その原理は現在も広く用いられています。

小原正次郎当時の写真

小原正次郎当時の写真

1970年8月、義肢課は補装具研究所に発展し義肢製作者の講習などを行うようになった際、部材や機械工具類の調達を小原工業が協力しました。この頃から義肢装具は急速に発達してアメリカやヨーロッパに追いつきはじめました。小原工業は遅れの著しい能動義手に着目し、アメリカ・ホスマー社の日本代理店となり日本中に使える義手を広める事に貢献しました。その他、アメリカUSMC社の日本代理店になり総合的な義肢装具の材料を輸入し始めました。

昭和30年代、US Mfg. Co.社長夫妻訪問

昭和30年代、
US Mfg. Co.社長夫妻訪問

常盤宮妃殿下に展示会で
商品説明をする小原正次郎

海外と取引を開始、
そして企業化

新しい義肢装具の輸入にも力を入れた秋山昌英社長(現社長の父)は、アメリカ政府が戦傷軍人に支給したフェデリティー社製筋電義手を輸入し、中央鉄道病院(現在のJR東京総合病院)の佐藤先生(故人)の指導で、自費ではあったが多くの人のために役立つことができました。その頃、やっと日本でも開発が急がれていた環境制御装置もフェデリティー社から輸入し、盛合徳夫先生や青山孝氏の指導のもと、名古屋労災病院・仙台労災病院・秋田労災病院をはじめ脊椎損失の患者の要となりました。

秋山 昌英が海外で研修している

秋山 昌英が海外で研修している

1981年10月 国際障碍者年の事業として各種の催しが実施された際、東京の池袋サンシャインシティー内で総理府主催の福祉介護機器の展示会が開かれ、皇太子(現天皇陛下)ご夫妻がご訪問され、小原工業が出展した環境制御装置と筋電義手の動作を具に御覧になり賞賛されました。
小原工業の義肢装具製作機械装置は、海外でも評価されて、1981年に新しく建設された中国の北京国立整形病院義肢課に装置一式が設置されました。また、同年、国際障害者年記念ナイスハート基金がモンゴルウランバートルの国立病院内にある義肢製作所に樹脂板加工用のオーブンと付属装置一式を寄贈しました。それ以外にも多くの国に義肢装具製作装置は輸出されています。義肢装具が発達して日本も世界と引けを取らなくなった現在でも、義肢装具に付随するあらゆる部材を世界中から調達して広く社会に貢献しています。

天皇陛下へご説明

天皇陛下へご説明

組織変更と共に本社を建築

組織変更と共に
本社を建築

新しい世代へ
技術を引き継ぐ取り組み

2005年の秋山社長死去後、長男である、秋山 重幸が会社を承継しました。
新社長は若い発想と新しい知識で積極的に海外との取引を広め、商品開発から一般販売にも着手し始めました。義肢装具以外の商品の開発を始めたのは、小原工業の技術をもっと多くの人達のお役に立ててほしいという想いからです。
小原工業の技術をこれからの若い世代にも長く引き継いでいき、弊社の製品を必要としている方、お使いの方が安心した生活をいつまでも続けていけるようにしていきたいと思っています。

日本の義肢製品を紹介するため北京で開催された国際学会に参加

日本の義肢製品を紹介するため北京で開催された国際学会に参加

弊社の社員はさまざまな年齢の方が勤務しています。年齢差はあれど、皆の想いは「自分の技術で社会の役に立ちたい」という気持ちで勤務しています。その想いはお互いに助け合い、協力しあう気持ちを高めます。創業者である小原 正次郎が創業時よりずっと言い続けている言葉があります。それは「手や足という大切なものをなくされた方に、もう2度と悲しい思いはさせたくない」という言葉です。その想いは長年根付いており、若手のスタッフにも引き継がれています。
昨今、ブラック企業や鬱など、就職に対してネガティブな言葉が出ていますが、弊社のスタッフは皆「まじめに楽しく」働いています。弊社はスタッフ個人の意見や考え方を受け止めて理解することにより、良い社風が生まれ、そしてよりよい製品が作り上げられていくと信じています。今の小原工業を支えているのは、この素晴らしいスタッフのおかげです。

小原工業のスタッフ

小原工業のスタッフ

企業の底ヂカラで小原工業が紹介されました。小原工業の歴史や取り組み、技術の紹介などが動画で見られます。是非、ご覧ください。

小原工業を支える
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工場勤務

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営業

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